| アルゴンプラズマ凝固法によるアレルギー性鼻炎、肥厚性鼻炎の治療について
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| ●アルゴンプラズマ凝固法とは |
アルゴンガスをプラズマ化し、そこへ高周波電流を誘導
する方法で、組織の焼灼凝固を行う方法です。組織を
浅く均一に短時間で凝固することができ、レーザーで
起こりうる炭化や焼けすぎて軟骨壊死を起こす可能性
は低いとされています。
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| ●アルゴンプラズマ凝固法の適応 |
APC(アルゴンプラズマ)装置
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・アレルギー性鼻炎、肥厚性鼻炎
特に鼻閉、薬の効果が少ない、なるべく薬を飲みたくない方、授乳中の方、薬などで
眠気がでると困る方（よく運転する方）など
・子供さんでも麻酔(綿花を鼻腔内に挿入し30分程度待つ)、手術(5分程度)をできれば
可能ですが基本的には中学生以上を考えます。
・アレルギー性鼻炎でよく使用される炭酸ガスレーザーは鼻汁が出ている状態では
上手に焼灼することができません。アルゴンプラズマ凝固法ではアルゴンガスで鼻汁を吹き
飛ばしながら行うのでアレルギー症状が出ているときでも治療は可能です。
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| ●アルゴンプラズマ凝固法の効果 |
・鼻閉には約90～80%、鼻汁70～60%、くしゃみには約60～50%の人に改善
が認められるとされています。
・効果は恒久的ではなく、1～2年持続するといわれますが個人差があります。
効果が失われた場合は再度焼灼することができます。
・個人差がありますが薬の使用中止や減量の効果はあるものとされています。
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| ●アルゴンプラズマ凝固法の注意点 |
・心臓ペースメーカーを装着されている方、抗凝固薬を内服中の方、血液疾患のある方、
重度の不整脈のある方、重度の鼻中隔彎曲症の方、妊娠中の方、問診し治療が困難
と判断された方などは手術を施行しておりません。
・術後よりすぐに効果がでるものではありません。鼻内を焼灼するため1週間までは
かさぶたがつき鼻閉は改善しません。１～2週間後の処置でかさぶたがとれ、強い
変性された粘膜ができ改善傾向を認めます。
・過剰反応(鼻汁増加、副鼻腔炎)を起こす方もおりますが、
診療治療にて対応させていただいております。 |
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アルゴンプラスマ凝固法の予約 |
・初診をしていただき、問診、診察後に日程を決め施行いたします。
原則的に初診当日は施行いたしません。 |
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アルゴンプラズマ凝固法の費用 |
・保険適応の治療です。手術のみで3割負担で約6,000～7,000円程度です。
その他初・再診料、処方箋料がかかります。症状により検査項目が異なりますので、
治療費はあくまで目安です。 |
